「画面のせい」と思った癇癪、本当は『自己調整力』を育てるチャンスだった

夜のリビングで息子を抱く母

テレビを消した瞬間、ぎゃーーっとひっくり返って泣く息子。「あぁ、また泣かせちゃった」「やっぱり画面なんて見せなきゃよかった……」って、寝かしつけ後にこっそり検索した夜、ありませんか?

「子供 癇癪 画面」「テレビ 取り上げる 癇癪」と打ち込んで、出てくる記事を上から順に読んでは、罪悪感がじわじわ増えていく。SNSをひらけば「テレビは2歳まで見せちゃダメ」「動画は依存する」という強い言葉。でも、よく読んでみると、研究や公式見解は「画面そのものが癇癪の原因」とは言い切っていないんです。

この記事で言いたい結論はひとつ。癇癪の真犯人は「画面」そのものではなく「終わり方」です。AAP(米国小児科学会)の感情調整に関する見解や、JAMA Pediatrics の研究を読み解きながら、相関と因果の違いを丁寧に整理して、家で今日からできる「終わり方を変えるだけ」の3つの方法までまとめます。

「画面のせいだ」と自分を責めてきたママに、少しでも肩の力を抜いてもらえたら嬉しいです。

目次

こんなこと、感じていませんか?

  • テレビやYouTubeを止めた瞬間に大泣きされて、毎回どっと疲れる
  • 「画面を見せすぎたから癇癪が増えたのかも」と検索した夜がある
  • 「2歳まで動画NG」というSNSの言葉に毎晩こっそり罪悪感を抱えている
  • 「依存になっちゃう」と言われて、画面そのものが怖くなってきた
  • でも家事や仕事で、どうしても見せる時間が必要

ひとつでも当てはまったら、この先を読んでみてください。「画面」と「癇癪」の本当の関係が分かると、罪悪感ではなく「ちょっとした工夫」で対応できる感覚に変わります。

結論:癇癪は「自己調整力」を一緒に育てるチャンス

細かい話の前に、結論からお伝えします。

画面を消した直後の癇癪は、「画面を見たこと」が原因ではなく、「思い通りにならなかった瞬間」に起きる自然な反応です。そして、ここがいちばん大事なところなのですが──癇癪そのものは、子どもにとって「自己調整力(self-regulation)」を育てる練習でもあります。

自己調整力とは、自分の気持ち・行動・注意を自分でコントロールする力のこと。AAP(米国小児科学会)は、1〜3歳の癇癪を「失敗」や「悪い行動」ではなく、感情をコントロールする力を育てるプロセスと位置付けています。大人になってからもずっと使う力の、いちばん最初の土台が今ここで作られているんです。

だから本当に大事なのは、「画面を見せるかどうか」ではなく、癇癪が起きたときの「一緒の乗り越え方」。具体的には「終わり方」を変えるだけで、子どもは少しずつ自分の気持ちと付き合えるようになっていきます。これは画面に限らず、引き出しを閉められたとき・触りたいものを取り上げられたとき・パパが仕事に行ってしまうとき……「思い通りにならないすべての場面」で同じです。

「画面のせい」と思って自分を責める必要はありません。むしろ毎日の癇癪は、子どもの自己調整力をママと一緒に育てる小さなチャンス。そう捉え直すと、罪悪感が「次の関わり方」に変わっていきます。

そもそも「相関」と「因果」は別物です

朝のテーブルでノートを書く母

ここからは少しだけ「考え方」の話です。難しい言葉は使いません。これを知っているだけで、ネットの育児情報に振り回されにくくなるので、よかったらお付き合いください。

「続いて起きる」と「原因」は違う

「テレビを消した→泣いた」というふうに、AのあとにBが続いて起きるとき、人は自然と「AがBの原因だ」と感じます。これが 相関。同じ時間帯に並んで起きているように見える、という意味です。

でも、本当に「Aが起きたから、Bが起きた」と言えるかは別問題。これが 因果です。たとえば、「アイスがよく売れる日には、水難事故も増える」というデータがありますが、アイスを食べると溺れるわけではないですよね。本当の原因は「夏で気温が高く、海やプールに行く人が増えるから」。アイスと事故は同時に増えているだけで、直接の原因ではありません。

「テレビを消した→癇癪」も同じ構造です。続いて起きてはいるけれど、本当の原因は別のところにあるかもしれない。眠気・空腹・疲労・「ちょうど集中していたところを邪魔された」感覚……。画面はトリガーの「一つ」であって、「唯一の犯人」ではないんです。

なぜ「画面のせい」だと感じやすいのか

それでも、私たちの頭は「画面のせい」と結論づけたがります。理由はシンプルで、「目に見えやすいから」。眠気や疲労は外から見えないけれど、「テレビを消した」「タブレットを取り上げた」という行為は、誰の目にもはっきり見えます。記憶にも残りやすい。だから因果関係を、画面に押し付けてしまいやすいんです。

これは育児ニュースやSNSでもよく起きる現象で、「分かりやすい犯人」が選ばれやすいだけ。ママが悪いわけでも、頭が単純だからでもありません。誰でもそう感じるようにできています。

研究が示しているのは「画面時間」より「使い方と終わり方」

絵本とおもちゃのフラットレイ

「画面と癇癪・感情調整」をテーマにした研究は、思っているより慎重な書き方をしています。「画面=悪」とまでは言っていないし、「禁止すれば解決」とも書いていません。代表的なものを2つだけ紹介します。

JAMA Pediatrics:問題は「画面時間の長さ」より「使い方」

JAMA Pediatrics に掲載された Radesky らの研究や論評では、子どものメディア利用と感情調整について、「画面時間そのものよりも、いつ・どんなふうに・どんなコンテンツを使っているかが、子どもの感情調整能力と関連している」という方向性が繰り返し指摘されています。

たとえば「子どもが泣いたときに静かにさせる手段として画面を多用していると、自分で気持ちを落ち着ける練習機会が減ってしまうかも」という議論があります。これは「画面が悪い」という話ではなく、「画面を“感情調整の身代わり”にしすぎると、終わりにしたときに余計に荒れやすい」という話です。終わり方を整えるだけで、ここはずいぶん変わります。

AAP:低年齢ほど「移行(transition)」が苦手

AAP(米国小児科学会)の感情調整・Self-regulation に関するペアレントガイドでは、1〜3歳前後の子どもは 「楽しんでいる活動から別の活動へ切り替える=transition(移行)」 が発達的にとても苦手だ、と説明されています。これは画面に限った話ではなく、公園から帰る・お風呂に入る・遊びをやめてご飯にする……あらゆる移行で同じことが起きます。

そして、AAPは「移行を予告する・選択肢を提示する・次の活動を魅力的に提示する」ことで、癇癪を減らせると一貫してアドバイスしています。「画面を見せないこと」ではなく「移行のサポートをすること」が、感情調整の発達にも役立つ、というのがおおまかな立場です。

日本小児科学会も「使い方」を見ている

日本小児科学会の「子どもとメディア」提言でも、2歳までの長時間視聴に注意を促す一方で、「メディアとの距離や、親子のかかわり方を整える」という、使い方・関わり方ベースの視点が示されています。「テレビを見せるか・見せないか」のゼロイチではなく、「どう付き合うか」を考えるのが現実的、というのが国内外で共通している方向性です。

ひとこと:研究や公式見解は「画面=癇癪の原因」とまでは言っていません。むしろ「画面の使い方・終わり方」のほうを問題視しています。だから「画面を見せちゃった」と毎回自分を責める必要はないんです。

lino家のリアル|「思い通りにならないシーン」は全部癇癪のもと

引き出しを開ける息子と見守る母

ここからは我が家の話です。1歳7ヶ月の息子は、最近よく癇癪を起こします。最初は「画面のせいかな」と思っていたんですが、よく観察してみると、画面以外の場面でも同じくらい泣いていることに気づきました。

息子が泣く瞬間、リストアップしてみた

1日の中で「ぎゃーーっ」となる瞬間をメモしてみたら、こんな感じでした。

  • 朝、パパが仕事に行くために玄関を出たとき
  • 開けたい引き出しを「ダメだよ」と閉められたとき
  • 触ってほしくないもの(リモコン・コンセントなど)を取り上げられたとき
  • 気に入った絵本を片付けようとしたとき
  • テレビを見ていたのに「もう終わりね」と消されたとき
  • 「シナぷしゅ見たい」と言っているのに、すぐつけてもらえなかったとき

並べてみると一目瞭然で、「画面を見せたから泣いている」のではなく、「思い通りにならないシーンすべて」で泣いているんですよね。画面はそのうちの1〜2項目に過ぎなくて、しかもよく見ると「画面そのもの」が原因というより、「終わらせ方」「タイミング」が問題になっている。

画面のときに泣くのは、こういう瞬間

「画面と癇癪」を細かく見ると、息子が泣くのは具体的にこの2パターンでした。

  • パターンA:テレビを見ていたのに、突然消されたとき。ちょうど好きなシーンに集中していたところを、ふつっと切られると、当然納得できない。
  • パターンB:「みたい」と要求しているのに、つけてくれないとき。これは「ない状態」への抗議で、画面そのものというより「ママが応えてくれない」感覚に対する反応。

どちらも、「画面の存在そのもの」というより、「画面まわりの“終わり方・始まり方”」が引き金になっています。これって、引き出しを閉められたときや、リモコンを取り上げられたときと、構造的にはまったく同じなんですよね。

そう気づいてから、「画面を見せなければ癇癪が消える」という幻想を、いったん横に置けるようになりました。画面を完全に消しても、別のシーンで結局癇癪は起きる。むしろ問題は「思い通りにならない場面で、どう切り替えていくか」のほうです。

「終わり方」を変える3つの方法|自己調整力を一緒に育てる練習

ソファでテレビにバイバイする母子

ここからが本題です。AAPの「移行サポート」の考え方と、我が家で実際に効いたものをミックスして、3つに整理しました。これは単なる「癇癪を減らすテクニック」ではありません。3つとも、子どもが自分の気持ちと付き合う練習(=自己調整力を育てる練習)になっています。完璧にやる必要はなく、できそうな日にできそうなものから試してみてください。

方法1|「終わりの予告」をする

いちばん効くのがこれ。動画やテレビを終わらせる前に、必ず予告を入れること。AAPも移行サポートの基本として推奨している考え方です。

  • 始める前に「これ1本見たら終わりね」と伝える
  • 終わる少し前に「あと1回しまじろうが出てきたら終わり」と再アナウンスする
  • 1歳台でも、繰り返すうちに「終わる」という言葉の意味が少しずつ伝わる

ポイントは「予告通りに終わる」こと。「あと1回」と言ったのにダラダラ続けると、予告が機能しなくなります。完璧に守れなくてもいいけど、「予告→実行」の流れが伝わるように整えると、子どもは少しずつ「いつかは終わる」を受け入れていきます。

方法2|「次のアクション」を用意してから終わらせる

これも我が家でかなり効いた方法。「テレビを消す」だけで終わらせるのではなく、「テレビを消して、次に何をするか」をセットで用意しておくこと。

  • 「ピッてしたら、ママとブロックしよっか」と次の遊びを声に出す
  • 絵本を1冊だけ手に持って、テレビ消す→絵本にスライドさせる
  • キッチンへ呼んで「お野菜トントンしてみる?」とお手伝いに巻き込む

子どもにとって「楽しい時間が突然消える」のはツラいけれど、「楽しい時間→別の楽しい時間」へのスライドは受け入れやすい。“取り上げる”ではなく“横にずらす”イメージです。これは、引き出しを閉めるときや、リモコンを取り上げるときにもまったく同じように使えます。

方法3|「取り上げる」ではなく「一緒に終わらせる」

3つ目は、ちょっとした言葉と動きの工夫。ママが画面を「取り上げる人」になると、子どもの抗議はママに向かいやすい。だから、ママは「一緒に終わる人」のポジションに立つようにします。

  • 「ばいばーい、しまじろう。また明日ね」と、子どもと一緒に画面に手を振る
  • 「リモコンのピッ、◯◯くんが押してみる?」と、終わる動作を子どもに渡す
  • 「テレビさん、おやすみだって」と、画面を“終わるキャラクター”として扱う

1歳前後の子は、自分で「終わらせた」感覚があると、不思議と落ち着くことがあります。主導権を“ちょっとだけ”渡すイメージ。全部はうまくいかないけれど、半分以上の日は、これだけで「ぎゃー!」のギャン泣きが「えー…」くらいの軽い不満声まで収まる日が増えました。

ひとこと:3つ全部を毎回完璧にやる必要は、まったくありません。今日は1つだけ、明日は別の1つ、というくらいの軽さで十分。「やらない日があってもいい、たまにできれば上出来」くらいの気持ちでどうぞ。

あらゆる「思い通りにならない場面」が、自己調整力の練習場

ここまで「画面」を例に話してきましたが、3つの方法は他のシーンにもほぼそのまま使えます。むしろ 画面はあくまで練習台で、自己調整力を育てるチャンスは1日のあちこちに転がっていると考えてもらえると気がラクかもしれません。

引き出し・触ってほしくないもの

引き出しを開けて遊んでいるところを、急に「ダメ!」と閉めると、ほぼ確実に泣きます。これは 「予告ゼロで終わらせている」 状態。代わりに、こうします。

  • 「あと1回中見たら、バイバイしようね」と予告(方法1)
  • 「閉めたら、別のおもちゃ箱見ようか」と次のアクションを用意(方法2)
  • 「引き出しさん、おねんねだって」と、子どもと一緒に閉める(方法3)

もちろん、危ないものは即時取り上げが必要です。でも「危なくはないけど、いま閉めたい」くらいのものなら、3つの方法をはさむだけで、ぐっとスムーズになります。

パパが仕事に行ってしまうとき

これも我が家の鉄板癇癪シーン。パパがいなくなる=楽しい時間の強制終了なので、構造は「テレビが消える」とほぼ同じです。我が家では「ばいばーい、パパ、お仕事行ってらっしゃい」と 息子と一緒に窓から手を振るようにしてから、ずいぶん荒れにくくなりました。「終わる動作を子どもに渡す」方法3の応用ですね。

こういうふうに見てくると、「画面が癇癪の原因」というよりも、「楽しいことや興味のあることが、思い通りにならない瞬間」=癇癪のトリガーだと整理し直せます。画面はその一形態であって、メインの犯人ではないんです。

画面を消すより、癇癪を「一緒に乗り越える」ことが成長になる

窓辺で手を振る母子・夕日

ここまで「終わり方を変えれば癇癪は減る」という話をしてきました。でも、いちばん大事なことは、もう一段奥にあると思っています。

「画面のせい」と原因を画面に押し付けて、画面さえなくせばOKと考えるのは、一見ラクに見えます。でも、それでは子どもが「思い通りにならない時の付き合い方」を学ぶ機会まで一緒に消してしまうんです。

引き出しが開けられない、パパが仕事に出てしまう、触りたいものを止められる──大人になってからもずっと続く「思い通りにならないこと」。1歳の今、ママと一緒に乗り越える経験こそが、その子の感情調整力(self-regulation)の土台を作ります。

AAPも、1〜3歳の癇癪を「失敗」や「悪い行動」ではなく、感情をコントロールする力を育てるプロセスと位置付けています。癇癪が起きる場面そのものを取り除くのではなく、起きたときに「一緒に乗り越える」関わりこそが、自己調整力を伸ばすと考えられています。

つまり、毎日の小さな「終わりの予告」「次のアクション」「一緒に終わらせる」は、その場の癇癪を減らすためだけのテクニックではありません。子どもが自分の気持ちと付き合う練習を、ママと一緒にしている時間でもあります。

画面を消す代わりに、癇癪を一緒に乗り越えるママの存在。それが、いちばんの「対策」なんだと思います。

よくある質問(FAQ)

Q1. 画面を完全にゼロにすれば、癇癪は減りますか?

画面ゼロにしても、引き出しを閉めたとき・触りたいものを取り上げたとき・公園から帰るとき……ほかの場面で同じ構造の癇癪が起きます。画面を消すこと自体は悪くないですが、「画面ゼロ=癇癪ゼロ」になるわけではないと知っておくと、罪悪感に振り回されにくくなります。終わり方の工夫を覚えた方が、結果的にぐっとラクです。

Q2. 終わりの予告をしても、結局泣くんですが……?

泣きます! 予告は「ゼロにする魔法」ではなく、「強さを少し下げる練習」です。最初の数週間は「予告しても結局泣くじゃん」と感じることが多いですが、1〜2ヶ月続けていると、「ぎゃーっ」が「えー」に変わってくる日が増えます。急に効かなくても、続けていれば必ず変化が出る系の対策だと思って、気長にどうぞ。

Q3. 「依存」が心配です。画面の時間は短い方が安心?

「短い方が安心」というよりは、「長さ+使い方+終わり方」の総合点で考えるのが現実的です。AAPやWHOも、一定のおおまかな目安(2歳以上なら1日1時間以内など)は示していますが、同時に「親と一緒に見る」「終わり方を整える」といった使い方の質を重視しています。「依存」という強い言葉に縛られず、毎日の終わり方を整えるだけで十分です。

Q4. 1歳の子に「予告」って通じるんでしょうか?

言葉を100%理解しているわけではなくても、「ママが何か繰り返し言ってから、画面が終わる」というパターン自体は、1歳前後でも少しずつ覚えていきます。意味より「予告→実行」のリズムを伝えるイメージ。表情・声のトーン・指差し・ジェスチャーも添えれば、もっと伝わりやすくなります。「まだ分からないから無理」と諦めるのはちょっともったいないです。

Q5. 「画面を見せたから癇癪が増えた気がする」のは気のせい?

気のせいとまでは言いません。「画面の使い方や終わり方が荒くなっている時期に、癇癪も増える」ということは十分にあります。ただ、それは「画面そのもの」というより、「画面まわりの過ごし方」が癇癪の出やすさに影響していると整理した方が正確です。原因を画面だけに押し付けず、終わり方・睡眠・食事・遊びの満足度など、まわりの要素もまとめて見直してみると、犯人が分散して見えてきます。

エビデンスまとめ|参照した一次資料

テーマ出典概要
感情調整と移行サポート米国小児科学会(AAP) Self-regulation 関連ガイド1〜3歳は活動の切り替え(transition)が苦手。予告・選択肢提示・次活動の魅力化を推奨
画面と感情調整Radesky JS, et al. JAMA Pediatrics 関連論評「画面時間の長さ」より「使い方・コンテンツ・タイミング」が感情調整と関連
子どもとメディア(国内)日本小児科学会「子どもとメディア」提言2歳までの長時間視聴に注意を促す一方、親子の関わり方・距離感を重視
メディア使用ガイドラインWHO ガイドライン(2019)2歳未満は推奨せず/2-4歳は1日1時間以内・少ないほど良い、と幅をもって表現

注意:ここで紹介した内容は、一般的な育児情報として整理したもので、医学的アドバイスを代替するものではありません。癇癪の頻度や強さが極端で気になるときは、小児科や子育て相談窓口に相談してみてください。

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まとめ

  • 「画面のせい」ではなく「終わり方」が癇癪の真犯人。画面はトリガーの一つに過ぎず、引き出し・取り上げ・パパの外出など、思い通りにならない場面すべてが対象
  • 変えるのは「終わり方」だけでOK。(1)終わりの予告、(2)次のアクションを用意、(3)取り上げではなく一緒に終わる──の3つで、画面以外のシーンにもまるごと応用できる
  • 癇癪は子どもの成長機会。原因を画面に押し付けて画面をなくすだけでは、子どもが「思い通りにならない時の付き合い方」を学ぶチャンスまで消してしまう。一緒に乗り越える経験こそが、自己調整力(self-regulation)の土台になる

「画面見せちゃったから……」と寝かしつけ後にこっそり自分を責めてきたママへ。画面はあなたを責めるための材料じゃありません。家事を回すための小さな助っ人で、終わり方さえ整えれば、癇癪との付き合い方は今より少しラクになります。

やってもやらなくてもいい。完璧じゃなくていい。今日の「終わりの予告」、1回だけでもできれば、それで十分上出来です。


【免責事項】この記事は育児経験と一次資料の調査に基づく情報提供を目的としています。癇癪や発達に関する診断・医療行為を代替するものではありません。気になる症状がある場合は、小児科医や地域の子育て相談窓口にご相談ください。

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この記事を書いた人

2024年9月生まれの男の子を育てるママ。育児の「これって大丈夫?」をエビデンスと実体験で深堀りしています。正直に使ってよかったものだけ紹介中。Instagram / Threads:@lino_toylog

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