1歳半の息子が、私の予想に反して意外とハマったおもちゃがBRIOのクラウンでした。中心の棒に木のピースを刺して積み上げていくだけの、とてもシンプルなおもちゃです。この「刺すだけ」が当時のうちの子にはちょうどよかったみたいで、全部積んでは崩して、また刺すをくり返していました。
まだ手先は不器用な時期でしたが、穴に通すだけなので大人が手を貸さなくても自分で完結できるんです。サブスクで借りていた2ヶ月間でいちばん出番の多かった1点でした。ただ、最後までパッケージの写真みたいにピエロの絵柄をそろえて完成!とまでは見られませんでした。そのあたりも含めて、うちで実際にどう遊んでいたかを紹介しますね。
【結論】1歳半には、これくらい簡単なほうがよかった
結論から言うと、1歳半に渡すなら「これくらい簡単でいい」というのが2ヶ月使ってみての実感でした。
BRIOクラウンでやることは、ほぼ1つだけです。ウッドピースの穴を、真ん中に立っている棒に通す。それだけ。ひねる必要も、力を入れる必要も、狙いを定める必要もほとんどありません。棒の先にピースを持っていって手を離せば、あとは勝手にストンと落ちていい音がします。
この「ストン」が、1歳半にはすごく気持ちよかったみたいなんです。刺さった瞬間に「できた」が分かるから、こちらが褒める前から満足そうな顔をしている。成功が分かりやすいおもちゃって、この時期はそれだけで強いんだと思います。
当時の息子は、指先の細かい動きはまだこれからという感じでした。小さいパーツをつまんで狭い穴に入れるようなおもちゃだと、入らなくて諦めて終わる、という流れになりがちだったんです。でもクラウンは違いました。不器用でも成立する設計だったので、途中で投げ出すことはありません。
ちなみにこのクラウン、うちではおもちゃのレンタル(サブスク)で届いたもので、2ヶ月ちょっと遊んで返却しました。買ってはいません。返した理由は「合わなかったから」ではないので、そのあたりは後半でくわしく書きますね。
BRIOクラウンは、こんなおもちゃです

BRIOクラウンは「中心の棒にピースを通して、上へ積み上げていく」タイプのおもちゃです。ブロックのように自由に組むのでも、平らに並べるのでもありません。土台から1本の棒が立っていて、そこに穴の空いた木のピースを順番に落とし込んでいきます。
全部で8ピースで、高さ23cmくらいのタワーになります。1歳半の子が座って遊ぶと、ちょうど胸のあたりまでの高さ。小さい子から見ると、けっこう「大きいものを作った」感があるサイズです。
そして最大の仕掛けが、正しい順番で積み上げるとピエロになるということ。帽子、顔、体……とパーツが分かれていて、そろったときに1人のピエロが立ち上がる仕組みです。ただ積むだけじゃなくて、並べ方に「正解」があるのがこのおもちゃの面白いところなんですけどね。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | BRIO クラウン(30120) |
| 対象年齢 | 12ヶ月以上 |
| ピース数 | 9ピース(うちウッドピース8個を棒に通して積む) |
| サイズ | 7.0 × 7.0 × 24.2cm(積み上げたときの高さ230mm) |
| 素材 | FSC認証を取得したヨーロッパ産ブナ材+高品質プラスチック |
| 価格 | ¥3,300(楽天・木のおもちゃ専門店) |
| ブランド国 | スウェーデン |
※価格・仕様は変わることがあります
木の部分はFSC認証を取得したヨーロッパ産のブナ材。FSC認証というのは、きちんと管理された森からとれた木材ですよ、という印です。北欧の木製おもちゃブランドらしいところだなと思います。価格は¥3,300くらい。木のおもちゃとしては手が届きやすい価格帯ではないでしょうか。
BRIO クラウン(木製つみき・30120)
8つのパーツを棒に刺していくと、カラフルなピエロができあがる北欧生まれのスタッキングトイ。FSC認証のブナ材で、1歳半ごろから長く遊べます。
📌 こんな人におすすめ:はじめての木製おもちゃを探している/刺す・積むが好きな時期の子に
自分では選ばなかったのに、よく遊んだ

このクラウンは、わたしが選んだおもちゃではありません。おもちゃのレンタルで届いたセットのなかに入っていた1点でした。
もし自分がお店で見かけていたら、たぶん手に取らなかったと思います。パッケージから受ける印象は「棒に木を通すだけ」で、地味に見えたんですよね。同じ棚に音が鳴るものや、光るものや、しかけがたくさんついたものが並んでいたら、そっちを手に取っていました。この頃は、知育やモンテッソーリといった言葉を気にしていて複雑な指の動きをさせた方がいいんだろうなって思っていたので…
でも実際に家に置いてみたら、いちばん出番が多かったのはこれでした。
1歳台のおもちゃって、合うかどうかが本当に読めないと思いませんか。月齢が2ヶ月ちがうだけで反応がまるで変わるし、同じ月齢でもその子が今どこに興味を持っているかで全然ちがう。うちも「これは絶対好きなはず」と思って用意したものが、数日で見向きもされなくなったことが何度もありました。逆に、なんとなく置いてあっただけのものが定番になったりする。
だからうちは、1歳台のおもちゃはレンタルで回す方式にしています。全部買いそろえるのではなくて、届いたものを一定期間試して、期間がきたら返して次と交換する。当たりを引く確率を上げることになるし、自分では選ばないものが混ざってくることも意外な発見に繋がります。
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うちの息子の遊び方は、2ヶ月間ほぼ一貫していました。全部のピースを棒に刺す → 崩す → また刺す。このループです。
刺さるだけで成功になる

まず、1歳6ヶ月の時点で、8個のピースを全部棒に通して積み上げることができました。当時はまだ手先が不器用で、自分でスプーンで食べる練習をしていた頃です。
ピースを持つ、棒の上に持っていく、手を離す。この3ステップだけ。多少ずれていても、穴が大きめなので棒が勝手にガイドしてくれます。狙いが甘くても成立するから成功しやすい。
しかもストンと落ちた瞬間に、結果がその場で見える。積み木を高く積むみたいに「バランスを崩さないように慎重に」ということもないので、テンポよく次にいけます。息子は1個刺すたびにこっちを見てパチパチを要求、褒めてもらったらすぐ次のピースに手を伸ばしていました。
この「失敗しにくい」がこの月齢では大事だったんだなと思います。できないおもちゃは、諦めて遊ばなくなっちゃっていたので。
崩してからが本番だった
そして、全部積み終わったあと。息子は必ずぜんぶ崩していました。しかも嬉しそうに。
最初のうちは「え、せっかく積んだのに」と思って見ていました。でも何度も見ているうちに、本人にとっては崩すところまでが1セットなんだなと分かってきます。崩したらすぐ、床に転がったピースを集めてまた刺しはじめるんです。積むために崩している、という感じでした。
結果として、このおもちゃは終わりがないんですよね。完成しても終わらないし、崩れても失敗にならない。1歳半の集中力でも、けっこうな時間ひとりで遊んでいました。
ピエロは完成しませんでした

ただ、2ヶ月のあいだ、ピエロの絵柄がそろった姿は一度も見られませんでした。
さっき書いたとおり、8個全部を棒に刺して積み上げること自体はできていました。高さのあるタワーは毎日のように立っていたんです。でも、順番までは揃わない。帽子が真ん中にあったり、顔が下のほうにあったり、体のパーツが上下逆になっていたり。刺す順番はいつも完全にランダムでした。
「積む」はクリアできても、「並べる」はまだでした。この2つは、同じおもちゃのなかにあるのに難易度がぜんぜん違うんですね。積むのは手の動きの話ですが、並べるのは絵柄を見て、上下を判断して、順番を考えるという話になる。1歳半の息子には、まだそこは早かったみたいです。
対象年齢は12ヶ月以上。でも「12ヶ月から遊べる」と「12ヶ月で遊びきれる」は別の話です。BRIOクラウンは、1歳の「刺すだけで楽しい」と、もう少し先の「絵柄をそろえたい」が1つのおもちゃに入っている設計になっています。だから同じおもちゃなのに、遊び方が段階的に変わっていきます。
1歳のうちは、ただ刺して崩すだけで十分に成立します。そのうち「あれ、なんかこの絵、つながる?」と気づく日がくる。うちはその手前で返却期間がきてしまいました。今思うとそのまま借りておいて、いつか来る“気付きの日”を迎えても良かったなぁとも…
BRIO クラウン(木製つみき・30120)
パーツの向きをそろえるとピエロの絵がつながる仕掛け。完成しなくても「刺して崩す」だけでじゅうぶん成立するので、1歳台から長くつきあえます。
📌 こんな人におすすめ:今できる遊びと、この先できる遊びが両方入ったおもちゃがほしい
木のおもちゃの手ざわりが好きだった

ここからはわたしの好みの話なんですが、この木の手ざわりがけっこう好きでした。
使われているのはFSC認証を取得したヨーロッパ産のブナ材です。ブナは目が詰まっていて、持つとしっかり重さを感じます。表面はつるっとしているんですが、プラスチックのつるつるとは質感が違って、少しあたたかい感じがするんですよね。片づけるときに手のひらに乗せると、なんとなく気分がいい。
あと地味なところで、出しっぱなしでも部屋に馴染む。子どものおもちゃって床に転がっていると目立ちますが、木のおもちゃだとインテリアにも馴染んで、視界に入ってきたときの印象がだいぶ違います。育児中は片づけが追いつかない日が普通にあるので、出ていても気にならないデザインというのは、それだけでちょっとしたストレス軽減でした。
2ヶ月で返した理由
うちはおもちゃのレンタル(サブスク)を使っていて、期間がきたら返して次と交換する方式です。BRIOクラウンが手元にあったのは2026年の春。息子が1歳6ヶ月から1歳7ヶ月までの2ヶ月間でした。同じ時期に借りていたHapeのパウンドアンドタップベンチも、同じタイミングでいっしょに返しています。
買い取りができるサービスもありますが、うちは基本的に買い取らないことにしています。理由はシンプルで、1歳台のおもちゃは「合うかどうか」が読めないから。よく遊んだから買う、と決めてしまうと、家のおもちゃがどんどん増えていく一方なんですよね。そして半年後には遊ばなくなっていたりする。
本当に気に入ったおもちゃやずっと遊べそうなものはサブスクとは別で新しく購入しています。サブスクで来るおもちゃは、バリエーションを増やしていろいろな遊びをするためなので、むしろ返却して回転させたほうが目的に合うんです。
BRIOクラウンに関するよくある質問
Q1. 何歳から遊べますか?
メーカーの対象年齢は12ヶ月以上です。うちが実際に渡したのは1歳6ヶ月でしたが、そのタイミングで8個全部を棒に刺して積み上げるところまでできました。動作が「棒に通して手を離す」だけなので、まだ手先が不器用な時期でも成立しやすいと思います。1歳になりたてだと、まずは1〜2個刺してみるところから、というくらいの気持ちで見ていると気が楽かもしれません。
Q2. ピエロを完成させられないのは普通ですか?
うちは2ヶ月間ずっと完成しませんでした。順番はいつもバラバラで、絵柄がそろった姿は一度も見ていません。それでも毎日楽しそうに刺しては崩していたので、完成しないこと自体は遊びの妨げになりませんでした。積むのは手の動きですが、絵柄をそろえるのは「見て、判断して、順番を考える」という別の力です。刺せるようになったあと、少しずつ近づいていく部分だと思っています。
Q3. 舐めたり口に入れたりしても大丈夫ですか?
木の部分はFSC認証を取得したヨーロッパ産のブナ材で、12ヶ月以上という対象年齢に沿って作られている製品です。1歳台はまだ何でも口に入れる時期なので、そこを想定した基準で設計されているのは安心材料になると思います。ただ、絶対に大丈夫ですと言い切れるものではありません。うちでは、遊んだあとに表面を軽く拭く、割れや欠けがないか時々見る、遊ぶときは近くにいる、というくらいのことはしていました。気になる点があるときは、購入先やメーカーの表記を確認してみてくださいね。
Q4. 8ピースだけで足りますか?
1歳半に関して言えば、むしろこの数がちょうどよかったです。ピースが多いと、全部刺し終わる前に集中が切れてしまうんですよね。8個なら数分で最後まで到達できるので、「できた」までたどり着ける。そして崩してまた最初から、が何周も回ります。数が少ないぶん、片づけがすぐ終わるのも地味に助かりました。積み木のように量で遊ぶおもちゃとは、そもそも役割が違うものだと思っています。
Q5. 買うのと借りるの、どちらがいいですか?
うちは借りて、2ヶ月で返しました。1歳台は合うかどうかが読みにくいので、まず試せる形にしておきたかったからです。実際、クラウンは自分では選ばなかったタイプのおもちゃで、レンタルじゃなければ家に来ていませんでした。選択肢が自分の好みの外側にも広がるのが、借りることの一番の良さだと思っています。一方で、ピエロを完成させるところまで長く付き合いたい、きょうだいで使いたい、というなら¥3,300という価格は手が届きやすいので、買ってしまうのもありだと思います。
まとめ
BRIOクラウンは、1歳半のうちの子にとって「できる」がはっきりしているおもちゃでした。棒に通して手を離す。それだけで成功が目に見えるから、まだ不器用な時期でも自分ひとりで完結できる。全部積んで、崩して、また刺す。この単純なループが2ヶ月間ずっと回り続けました。
一方で、ピエロは最後まで完成しませんでした。順番をそろえるところは、当時の息子にはまだ先の話だったんですね。でもそれは、このおもちゃにまだ残っている遊び方があるということでもあります。今すぐ遊べる部分と、これから届く部分。その2つが同じ1つの中に入っているのが、このおもちゃの面白さだと思いました。
木のブナ材の手ざわりや、落としたときの音のやわらかさ、出しっぱなしでも部屋に馴染む見た目も、毎日いっしょに過ごすものとしてはうれしいところでした。親が好きなものは、なんとなく長く床に出しておけるという気がします。
1歳台のおもちゃは、渡してみるまで分からないことばかりです。うちも予想が外れてばかりでした。だからこそ、期間を区切って試して、合わなければ返すという形が今のわが家には合っています。もし棒に通すタイプを探しているなら、BRIOクラウンは「簡単すぎるかな」と思うくらいでちょうどいい1つかもしれません。

